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2011年12月14日 (水)

肉屋にて思うこと

日本のスーパーマーケットは、「便利」だ。
食品なら野菜も果物も米もパンも肉も卵もチーズも、一か所で手に入り、日用雑貨品や化粧品なんかも一通り揃う。
服を売ってるところもある(買うことはほぼないけど)。

こちらでは。
野菜と果物は大体横並びに露店があり、量り売り。
肉(マトンと鶏)は、肉屋。その場に吊り下がっている肉を手頃なサイズに割いて量り売り。
チーズ(ここではパニールと言われるカッテージチーズが殆ど)もチーズ屋で量り売り。
パンや卵は小さな雑貨店で揃う。
調味料とかになると、少し大きめの雑貨店で。

調理器具とか皿なんかはまた別の雑貨店になることも。
化粧品や薬はまた、それぞれ別。

なので、週に一、二回は車で町を文字通り買い物に回っている。
もちろん、デリーのような大きな町になると、外資がそこそこ入ってたりして大きなスーパーマーケットもあるのだとは思うけども。
この町では日本食材は見かけないし、中華の食材はたまに見かける程度。

それでも結局、土日は自分でカレーみたいなものを作って食べてるくらいなので、まだ、日本食には殆ど飢えておらず、むしろ、ロティ(チャパティとかナン)の作り方を早く覚えて家でも焼きたい!食べたい!とインド料理に飢えている(笑)わたしです。

カレーを作るとき、ダール(豆)やベジのものは美味しいけど妙に物足りないので、肉を入れたものを作りたくなる。
なので、毎週肉屋に通うことになる。
ここでは、やはり宗教的な縛りがあって、町の食堂なんかでも、昼間はべジ(肉を使わない料理)が中心でノンべジの食堂は夜がメインらしい。

そういうこともあってか肉屋はどこも、看板は勿論あるけど、こじんまりと店を構えている雰囲気。
町の中心からは少し離れたところに点々とある。
店先には絞められる前の鶏が檻に入れられていて、狭い店内に入ると生臭さが鼻をつき、ハエが飛び交っている。
作業台の脇には皮を剥いで首を落とされたマトンと鶏がぶら下がっていたりする。
100g単位で注文すると、固まり肉からいろんな部位を取り混ぜて、食べやすいサイズに切り分けて袋詰めしてくれる。
わたしは、鶏は1kg、マトンは500gの単位で購入することにしている。

ところで。
インドで言う清潔感は浄不浄に基づいているらしいのだが、非暴力(アヒムサー)の教えを破る動物の屠殺にかかわる仕事である肉屋は、現代の生活習慣的にも不浄とされているのだとか。
肉食べておきながら、それに関わる仕事は不浄って(日本でも、同じ感覚のところがある気がするけど)、ちょっと勝手なんじゃないのと感じる。
生きた牛からとられるギー(バターみたいな)は浄、でも、死体からとる牛脂は不浄。

一方で、肉屋で肉にハエがたかっている状態は特に気にならない。

こんなこともあった。
週に一度、住居にクリーナーに入ってもらっているのだけれど、床を拭いていた雑巾を水で絞って、今度は台所の調理台を拭き始めた。
あ、と思ったのだけれど既に後の祭り。

こういうことが気になる神経質さを持った人(普通の日本人なら気になるか、笑)には、いろんなことが気になってしまうんだろうと思う。

抗菌グッズにあふれた日本での行き過ぎたきめ細やかさが気持ち悪かったわたしには、結構鮮烈な感覚だった。
あ、ここはこれでいいんだ、って(良くはないかも)。

町中に牛の落としものやら生ものがワンサカある空間に生きていれば、そこら中にありとあらゆるバイ菌やウイルスが漂っているのは当然。
とは言え、自分の口に入れる直前では、「自分は日本人で、ここに生まれ暮らしている人の身体の強さには敵わない」ことを意識するようにしているつもり。

だけど、数十年前の日本だって、こんな感じだったんでしょ?
そこで、みんな逞しく生き抜いて来たんでしょ?

そんなことを思って、ここにある生きたにおいを妙にいとおしく感じる日々。
ありがたいことに、今のところ、インド料理で逞しく生活しております。
ちょっと、体重増えたかも(笑)。
気持ちは、緩めすぎず、必要な緊張感は持って、引き続きやっていきたいな、と思います。


でも、ちょっと5月病っぽいんです、ここ数日。

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コメント

こんばんは(^o^)
元気でやっているようですね~。
インド食に飢えてるって、らしいですね☆

近況報告楽しみに読ませてもらいました♪

>諸吉さま

どうもです~
元気にやっておりますよ。
はやくも年末ですが、今年は忙しいのかな??

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